3.形態、意味、発音、語法などの観点から語彙を深く理解させる方法の研究
研究内容
 単語を総合的に学習させ、文脈の中で正しく使えるようにさせる。
研究方法
 「手動コンピュータ」方式で単語を覚えさせる場合
  1.  最初の段階は意味を中心にする。
  2.  その後、発音、品詞、連語、用例等を覚えさせる。
  3.  文脈の中で正しく使わせる方法の一つとして、多読をさせる。
  4.  グレード別になった本の中から生徒の学力に合った本を5冊選ばせ「読書感想文」を書かせる。そして、その内容と正しい文脈で単語を使えているかをチェックする。
評価方法
 市販のテストに適当なものがないため、教師の手作りによるテストで評価する。

 意味の確認テスト
  1.  発表能力テスト
     日本語を見て、英語の単語を言う。
  2.  受容能力テスト
     生徒が作った単語一覧表から、ある単語を教師が発音する。生徒は日本語を見ながら、どの英単語か答える。

 語法のテスト
  1.  発表能力テスト
     日本語訳を見て、その日本語に相当する英単語を用いて英文を作る。
  2.  受容能力テスト
     英単語を見て、日本語の意味を言う。

 語法のテスト
  1.  発表能力テスト
     英単語を見て、品詞を言う。
  2.  受容能力テスト
     耳にした品詞に相当する単語を選ぶ。