4.高頻度と低頻度語彙攻略法の研究
研究内容
 辞書を活用し、辞書の意味の理解力や未知の単語を推測する力の強化を図る。
研究方法
 基本的な辞書の使い方、つまり、意味、語形(変化)、派生語、発音、品詞などの情報の求め方や、接辞レベル表(バウアーとネイション)を用い、基部と接頭辞や接尾辞の関係を理解させ、未知の単語でも語形からその意味を推測できる能力を高める。
評価方法
 市販のテストに適当なものがないため、教師の手作りによるテストで評価する。
 辞書を用いて、次のような様々なテストを実施する。
  1.  辞書からどのような情報が得られるかをみるテスト
  2.  調べ方を知っているかどうかをみるテスト
  3.  辞書の中で、ある情報をどれだけ早く、正確に探し出せるかをみるテスト
※ 辞書の活用が大いに役立つことを回想させる。

 単語の一部に注目させて、次のようなテストを実施する。
  1.  頻繁に現れる、ある部分に気づいているかどうかをみるテスト
  2.  語を分析する技能を持っているかどうかをみるテスト
  3.  単語の一部分の意味を用いて単語を再定義させてみて、生徒に単語の再構成能力があるかどうかをみるテスト