大会詳細

第32回 関西高校模擬国連大会

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今年も無事に終了することができました。
みなさん、ありがとうございました。

まず初めに、今年度も関係各御放免の皆様から多大なるご支援とご協力ををいただき心より感謝申し上げます。

さて、第32回関西高等学校模擬国連大会は、京都外大西高等学校国際文化コース3年生が中心となり、6月23日、24日の日程で、国立京都国際会館において開催されました。11校から約200名の生徒が参加し、52カ国ずつに分けられた総会Aと総会Bのそれぞれにおいて、「Achieving Gender Equality and Empowering all Women and Girls ジェンダー平等の達成とすべての女性・少女のエンパワーメント(社会的地位の向上と経済能力の強化)」という議題について主に英語で討議しました。議長や秘書官などの重要な役職は京都外大西高等学校国際文化コース3年生がすべて担いました。

コロナ禍を鑑みて、今年はオンライン会議と対面式会議の併用を行うハイブリッドの形態で実施しました。1日目は生徒がリモートで参加するオンライン会議、2日目は国連総会を模した対面式の形態で開催されました。生徒がその代表に扮した各国の国連大使を、各総会の委員会ごとに2つのブロックに分け、その各ブロックには議題が割り当てられました。議題はトピック1として「Empowering Women and Girls through Education 教育を通じての女性・少女のエンパワーメント」、トピック2として「Empowering Women and Girls in Rural Areas 農村部の女性・少女のエンパワーメント」であり、それぞれの議題に対して18個以下の条項からなる決議案を書くというタスクが課されました。1日目は、生徒たちが自分たちの提案した条項を発表し、様々な提案の中から共通点を見つけて2日目の総会に提出するための決議案を作成することに専念しました。総会では、AとBの2つの会議が同時進行で行われ、各ブロックが作成した決議案に関するスピーチや政策提案、修正提案、討論そして最終的に修正案を採択するための投票が行われました。

関西高校模擬国連大会実行委員会は、国立京都国際会館のスタッフと連携を密にし、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、確実に実施されるように入念に打ち合わせを行いガイドラインを策定しました。引率教員も含め参加者の皆さんも全員がその感染防止対策とその一環としてのソーシャルディスタンシングを守ることに協力してくださり、その結果、本大会から新型コロナウイルスの新たな感染例は報告されませんでした。

このようにして、第32回関西高等学校模擬国連大会は、過去のすべての大会と同様に、大きな成功を収めることができました。特に今年は、一部を対面式のイベントに戻したことで、参加者である高校生らにとってはより一層刺激的であったことは間違いなかったと言えるでしょう。彼らが見せた、この2日間の「英語を使用した国際会議」に参加するためのエネルギーと興奮は驚くべきものでした。

模擬国連は、普段の教室を飛び出し、シミュレーションを行うことで得たことを実践するよう生徒たちを促し、何事にも挑戦することの大切さを教えてくれます。英語で互いに交流するだけではなく、実際のグローバルな問題に対してのプレゼンテーションや交渉、解決策の作成などで互いに協力することの大切さを学ぶこともできます。関係教員や組織、スタッフの方々の努力の結果、参加者全員の人生に大きな影響を与える世界レベルの教育イベントとして、今後も継続していきたいと思います。

ありがとうございました。

関西高校模擬国連大会大会事務局

大会の様子