関西高校模擬国連とは

模擬国連について

模擬国連

模擬国連は、参加者が実際の国際会議のシミュレーション(模擬)を行うことにより、国連や国際政治のシステムについて、また国際問題や国家の対外政策決定力がいかに働くかを学習する目的で実施されます。

一般的に、模擬国連では、国連の総会・各委員会・安全保障理事会の諸活動をシミュレーションします。参加する生徒は国連加盟国代表の役を演じ、国連の議題から協議事項を選び、討論します。実際に行われる国連の議事進行手続きに則り、それぞれの代表が担当する国の利益を守りながら世界の諸問題解決の交渉を行います。

模擬国連の準備作業を行いながら、参加者は国際問題や国際組織の複雑さをよりよく理解できるだけでなく、国連に関する知識も獲得できます。模擬国連で代表する国の立場や政策目標を設定できるようになるには、参加者が代表を務める国の歴史、文化、外交政策などを調査・研究しなければなりません。会議のために準備をし、また参加することで、討論の方法や交渉技術、非公式協議の方法、コンセンサス(総意)の作り方、説得力のある文章の書き方、あるいは公の場での発表方法を学ぶことができます。

関西高校模擬国連大会について

関西高校模擬国連大会

世界では、毎年さまざまな場所で模擬国連が開催され、概ね中学生から大学生まで何万人という若者が参加しています。関西高校模擬国連大会はそれらの中の一つとして1991年より京都外大西高等学校 国際文化コースが中心となって開催し、高校生らの英語学習の発表の場ともなってきました。

関西高校模擬国連大会という機会を通じて、参加する生徒の皆さんが単に英語の運用能力を向上させるだけではなく、何かしら地球市民として大切なことに“気づく”学習の場であり続けてほしいと願っています。