大会詳細

第34回 関西高校模擬国連大会

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今年も無事に終了することができました。
みなさん、ありがとうございました。

2024年6月19日から6月21日まで、第34回関西高校模擬国連大会が開催され、約200人の生徒が10校から参加し、「汚染と廃棄物の危機」を議題に審議しました。ホスト校である京都外大西高等学校のリーダーシップのもと、生徒の皆さんは国連加盟国を代表してブロック会議、ポスター発表、3つの総会セッションに参加しました。開会式では、関西高校模擬国連大会実行委員長・京都外大西高等学校校長である長者善高先生のご挨拶に続き、総合地球環境学研究所基盤研究部教授浅利美鈴博士の基調講演をお聞きしました。

閉会式では、大阪・神戸アメリカ総領事館の公共事務担当官アカシュ・スリ氏も講演してくださいました。

第1日目には、参加者はブロック会議で約34の条項を最終的な草案決議のために15個に簡略化する方向で協議しました。これには多くの交渉と妥協が伴いましたが、参加者である生徒の皆さんにとっては、新しい友人関係を築く機会にもなりました。第2日目の朝には、参加者は自国に関するポスター・プレゼンテーションを行い、特に汚染と廃棄物に関する問題とその解決策に焦点を当てて発表しました。皆さんの英語によるプレゼンテーションのクォリティと質疑応答は印象的で、参加者は、決議案に含まれるアイデアを英語で自由に表現して詳細に説明しようとしていたので、どの国の発表も大変説得力に満ちたものでした。

総会ABでは「プラスチック廃棄物」、「電子廃棄物」、「ファストファッションによる廃棄物」という3つのトピックについて話し合われました。参加者は異なる国について学ぶだけでなく、世界の多くの人々が直面している深刻な廃棄物に関連する問題についても、批判的思考をもって熟慮し、コミュニケーションスキルを向上させるとともに、日に日に調査内容や発表に自信を得ていったようです。

今回の第34回関西高校模擬国連大会という機会を通じて、参加した生徒の皆さんが単に英語の運用能力を向上させるだけではなく、コロナ禍を乗り越え、何かしら地球市民として大切なことに“気づく”学びの場であったと確信しますし、過去のすべての大会と同様に、大きな成功を収めることができました。

模擬国連は、普段の教室を飛び出し、シミュレーションを行うことで得たことを実践するよう生徒たちを促し、何事にも挑戦することの大切さを教えてくれます。英語で互いに交流するだけではなく、実際のグローバルな問題に対してのプレゼンテーションや交渉、解決策の作成などで互いに協力することの大切さを学ぶこともできます。関係教員や組織、スタッフの方々の努力の結果、参加者全員の人生に大きな影響を与える世界レベルの教育イベントとして、今後も継続していきたいと思います。

各方面からのご支援につきましても、この場をお借りして感謝申し上げます。

関西高校模擬国連大会事務局

大会の様子