京都外大西高等学校HOME > コース・進路 > 国際文化コース
英語は色々なところで話されていますが、本校では様々な国から来られた先生が担任や教科担当として指導しているのも大きな特徴です。インターナショナルな環境で本物の英語を身につけることができます。また、国際文化コースでは、海外からの帰国生やインターナショナル・ファミリーなど生徒も多様性にあふれ、毎日が留学しているような学校生活で英語力はぐんぐん伸びることでしょう。
国際文化コース ローラ・ニーリー先生
国際文化コースは、英語でThe Course of International and Cultural Studies「ICコース」と呼ばれています。ICコースの生徒は、英語を「ツール(道具)」として使うだけではなく、多様な文化を理解して幅広い視野を身につけるために、7つの精神(ICスピリット)を身につけます。
国際文化コースの生徒は在学中に海外短期留学を経験し、英語フル・イマージョンの環境で力を伸ばします。Aクラスが2年次の第2学期にカナダのバンクーバー方面に約7週間、Bクラスが1年次の第3学期にニュージーランドのオークランド周辺に約5週間の留学を予定しています。それぞれ、本校の姉妹校・交流校に分散して留学し、留学生のための英語の授業(ESLやESOL)をはじめ、現地の高校生と同じ授業を受けます。いずれも自然豊かな地域で、ホームステイを通じてホストファミリーとの交流を深めます。
カナダやニュージーランドへの中期・長期留学と組み合わせることもできます。
国際文化コースでは、多くの外国人教師のもとで生きた英語を学びます。各クラス担任も外国人教師と日本人教師の2人担任制ですので、スクールライフの多くの場面で本物の英語に接します。
外国人教師の授業は、1クラスを2~3分割して少人数で行いますから、3年間一人一人にきめ細かい指導を行うことができます。英語で学ぶスタイルの中で、英語での発表や討論はもちろん、テーマごとの楽しい教育活動(英語キャンプや模擬国連など)を通して4技能(読む・聞く・書く・話す)を統合的に伸ばします。
また、京都外国語大学の図書館を利用するなどして洋書を積極的に読む読書プログラムや、英語の資格試験への対策も充実しています。
国際文化コースの外国人教師による授業はこれら5つの観点から構成され、テーマ学習の中で4技能(聞く・話す・読む・書く)を高めていきます。授業も少人数制でリサーチ(探究活動)やディスカッション、ディベートなども多く取り入れ、課題や成績評価も欧米のスタイルです。教室の内外で行うプロジェクトも、楽しい英語活動の一環です。
国際文化コースでは、英語での高いコミュニケーション能力に加え、ICTを用いて調査・検証・討論・発表などこれからの時代に必要なスキルとクリティカル・シンキング(批判的思考)を鍛えます。それによって生徒は「学び」に対する積極的な姿勢を身につけ、希望の進路を実現します。
また、ユネスコスクール活動をけん引する役割を担い、コミュニティ・サービス(地域奉仕活動)など「SDGs(持続可能な開発目標)」に関連した学びを深める場面も多くあります。
京都外国語大学の併設校特別推薦入試を優先的に受けることができます。英語の授業は3年間で必修履修科目の約35%を占めており、生きた英語を学んで英語での高次コミュニケーション能力や調査・検証・発表などのスキルを徹底的に鍛えます。京都外国語大学に入学して、ハイレベルな授業に参加し、グローバル・リーダーとして活躍することが目標です。30年近くの歴史をもつAクラスからは、京都外国語大学大学院や海外の大学・大学院へ進学する生徒も多く輩出しています。
英語資格試験の準備や受検を通して、英語での情報検索や意見表明など、これからの大学受験や会で求められる思考・発想方法が身につきます。多様化する国際社会を生き抜くバイタリティを養います。2021年度卒業生の進学実績は、国際教養大、同志社大、立命館大、上智大、関西学院大、東海大、関西大、同志社女子大、龍谷大、京都外国語大、アメリカのコミュニティ・カレッジなどです。