様々な国の先生の指導により本物の英語が身につく。英語力がどんどん伸びる環境です。
英語は様々なところで話されていますが、本校では世界の色々な国から来られた先生が担任や教科担当として指導しているのも大きな特徴です。インターナショナルな環境で本物の英語を身につけることができます。また、国際文化コースは、海外からの帰国生やインターナショナル・ファミリーなど生徒も多様性に富んでいるので、毎日が留学しているような学校生活で英語力はぐんぐん伸びることでしょう。
国際文化コース コーディネーター
エドワード・エスコバー先生
コースの特色
世界の異文化を深く理解し、「生きた英語(5技能)」を徹底的に鍛えて次代を担う国際人に。
本校の国際文化コースには30年以上の歴史があり、英語の会話教授にとどまらない総合的な指導力を持つ外国人スタッフとの連携により、密度の濃い教育活動を展開してきました。現在、国際教育を掲げる学科・コースを設置している学校は少なくありません。効率優先主義、競争主義が重んじられる風潮の中で、本校では真の国際教育とは決して効率優先の人ではなく、相手を思いやり、助け合い、協力できる人間を育成することであるとの信念のもと、親しみやすい自然な雰囲気の中で生徒の能力を伸ばすことが出来るように、工夫を重ねてきました。
「違い」を認め合い、自分を大切にしつつ周囲の人も大切にしようという心が、戦争のない平和で各国が共存できる世界をつくる上での基本です。生徒の皆さんが国際教育の老舗である本校国際文化コースでの活動を通じ、心優しく、不撓不屈の精神で未来に向かって困難を乗り越えていける人に育ってくれることを期待しています。
ICスピリット
国際文化コースは、英語で The Course of International and Cultural Studies 「ICコース」と呼ばれています。ICコースの生徒は英語を「ツール(道具)」として使うだけではなく、多様な文化を理解して幅広い視野をもつ国際人となるために、7つの精神(ICスピリット)を身につけます。
ICスピリット
- 学力の向上をはかる Academic Strength
- 自分の可能性を広げる Personal Development
- 進取の精神を忘れない Initiative
- 地球的課題に目を向ける Global Awareness
- 課外活動に積極的に参加する Extra Curricular Participation
- リーダーシップを発揮する Leadership
- 何事にも協力的であれ Cooperation and Fellowship
短期留学
国際文化コースの生徒は在学中に海外短期留学を経験し、英語フル・イマージョンの環境で力を伸ばします。Aクラスが2年次の第2学期にカナダのバンクーバー方面に約7週間、Bクラスが1年次の第3学期にニュージーランドのオークランド周辺に約5週間の留学を予定しています。それぞれ、本校の姉妹校・交流校に分散して留学し、留学生のための英語の授業(ESLやESOL)をはじめ、現地の高校生と同じ授業を受けます。いずれも自然豊かな地域で、ホームステイを通じてホストファミリーとの交流を深めます。ターム留学や長期留学のプログラムに参加することも可能です。
挑戦できる様々な研修スタイル
- 姉妹校や交流校への中期・長期留学制度があります。留学単位が認定されれば進級扱いとなります。中期・長期留学は非常に盛んです。
- 選抜されれば学校代表として留学できます。
「生きた英語を学ぶ」(5技能を学ぶ)
国際文化コースでは、コース専属の外国人教員のもとで生きた英語を学びます。各クラス担任も外国人教員と日本人教員の2人担任制なので、学校生活の多くの場面で本物の英語に触れることができます。
外国人教員の授業は、1クラスを2~3分割して少人数で行うので、3年間一人一人にきめ細かい指導を行うことができます。英語で学ぶスタイルの中で、英語での発表や討論はもちろん、テーマごとの楽しい教育活動(英語キャンプや模擬国連など)を通して5技能(聞く・読む・書く・話す[やり取り・発表])を総合的に伸ばします。
また、京都外国語大学の図書館を利用する生徒も多く、外国人教員による英語の資格試験対策も充実しています。
授業における5つの観点
- Self Identities and Expression(探求と表現)
- Global Awareness(グローバルな認識)
- Cultural Understanding(異文化理解)
- Language Competence(言語能力の向上)
- Sharing Ideas(アイデアの共有)
国際文化コースの外国人教員による授業はこれら5つの観点から構成され、テーマ学習の中で5技能(聞く・読む・書く・話す[やり取り・発表])を高めていきます。授業も少人数制で探究活動やディスカッション、ディベートなども多く取り入れ、課題や成績評価も欧米のスタイルです。教室の内外で行うプロジェクトも、楽しい英語活動の一環です。
時代に必要なリーダーシップを育成
国際文化コースでは、英語での高いコミュニケーション能力に加え、ICTを用いて調査・検証・討論・発表などこれからの時代に必要なスキルとクリティカル・シンキング(批判的思考)を鍛えます。それによって生徒は「学び」に対する積極的な姿勢を身につけ、希望の進路を実現します。
また、ユネスコスクール活動をけん引する役割を担い、コミュニティ・サービス(地域奉仕活動)など「SDGs(持続可能な開発目標)」に関連した学びを深める場面も多くあります。
カリキュラム
Aクラス
高い英語力で
次世代リーダーをめざす
ネイティブの先生に学んでインターナショナルなセンスを磨き、世界で活躍できる人材を育てます。京都外国語大学併設校特別推薦入試を優先的に受けることができます。
英語の授業は3年間で必修履修科目の約35%を占めており、生きた英語を学んで英語での高次コミュニケーション能力や調査・検証・発表などのスキルを徹底的に鍛えます。京都外国語大学に入学して、ハイレベルな授業に参加し、グローバル・リーダーとして活躍することが目標です。30年近くの歴史をもつAクラスからは、京都外国語大学大学院や海外の大学・大学院へ進学する生徒も多く輩出しています。
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- “IC English”はネイティブ教員が担当する「論理・表現」の呼称です。
Bクラス
英語力をベースに
難関大学をめざす
ネイティブの先生による指導を軸に各種英語資格試験での高得点を狙い、難関私立大学を目指します。総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜などの各入試に対してきめ細かく指導していきます。
英語資格試験の準備や受検を通して、英語での情報検索や意見表明など、これからの大学受験や会で求められる思考・発想方法が身につきます。多様化する国際社会を生き抜くバイタリティを養います。2021年度卒業生の進学実績は、国際教養大、同志社大、立命館大、上智大、関西学院大、東海大、関西大、同志社女子大、龍谷大、京都外国語大、アメリカのコミュニティ・カレッジなどです。
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- “IC English”はネイティブ教員が担当する「論理・表現」の呼称です。