【国際文化コース】終業式で2年生が「Litter Less Campaign(ポイ捨てごみゼロ)キャンペーン」活動についての報告を行いました
2022年、本校は、世界の多くの学校が参加するユネスコ本部主催の「Litter Less Campaign(ポイ捨てゴミゼロ)キャンペーン」に日本代表として3年間参加することが決まりました。以来、国際文化コースの現2年生は、特別授業や海外との交流を通じて様々な情報交換を行ってきました。2学期終業式では全校生徒に活動報告を行いました。
以下は、「Litter Less Campain(ポイ捨てごみゼロ)キャンペーン」中間報告の生徒発表要旨です。
2年ICA組と2年ICB組は、ドミニカ共和国、フィンランド、ガンビア、インドネシア、イタリア、バーレーン、ナミビア、オマーン、韓国からのUNESCO加盟校と共に「Litter Less Campain」と呼ばれる世界規模のプログラムに参加しています。日本代表は外大西高校です。このプログラムは2022年に始まった3年間のプロジェクトです。
1年目から、私たちは日本、ニュージーランド、カナダのプラスチック廃棄物の問題について学ぶいくつかの活動に取り組んできました。ICA組では、京都外国語大学の学生から日本のプラスチック廃棄物に関する特別な授業を受けました。その後、ICA組で得た情報をICB組に発表しました。ICB組はその後、5週間のニュージーランドでの留学中に、家庭、学校、スーパーマーケット、公園でのプラスチック廃棄物の取扱について調査を行いました。帰国後、日本とニュージーランドのプラスチック廃棄物の取扱の類似点や相違点をICA組に発表しました。
例えば、「ミツロウラップ」は布やコットンにミツバチが作るミツロウや植物性オイルなどを染み込ませた食品用ラップです。私のホストファミリーがミツロウラップを使っていたので、私はクッキーなどをミツロウラップに包んで留学先の学校に持って行きました。ミツロウに抗菌作用や防腐作用があるので食品を新鮮な状態で保つことができたり、なかには最終的に土に還すことができるものもあるというメリットがあります。電子レンジの使用やお湯での加熱、冷凍ができないなどのデメリットもありますが、私たちが普段使っている食品用ラップと違って使い捨てをせず、洗って繰り返し使えるので、環境にも地球にもやさしいラップとして注目されています。その後、ICA組は6週間のカナダで同様の調査を行い、日本とカナダのプラスチック廃棄物の取扱についての調査結果を先週ICB組に発表しました。
来年の模擬国連大会では、世界中の汚染と廃棄物の危機について議論し、討論する予定です。外大西高校の3年間の「Litter Less Campain」プロジェクトは、今年の国連気候変動枠組条約の締約国会議で、Learning Planet Instituteによって認められた100の気候変動教育ソリューションの1つになりまた。この新しい知識を活用し、皆さんと共有することで、私たちの済む地球をより清潔で持続可能な場所にする手助けができればと願っています。
- [2023/12/26]
- 一覧へ戻る